成り立ち
「とちぎユースアフターケア事業協同組合」では、社会的養護のもとで育った人の生活、就職、進学支援を行っています。社会的養護で育った人は、高校卒業後、大学や専門学校に進学する人はまだ少なく、大半は18歳という年齢で社会に出て、自立していきます。
家族からの十分な支援が受けられない人も多く、困ったときに相談できる相手がいなかったり、突然の離職や病気などで急にお金が必要になったとき、経済的に援助をお願いする人がおらず、途方に暮れてしまう人も多いです。
とちぎユースアフターケア事業協同組合は、栃木県の支援を受けて、栃木県内の児童養護施設、自立援助ホーム、里親団体が出資して運営しており、社会的養護からの自立を支えていくためのアフターケアの充実を目的としています。
設立年月日 平成25年6月24日 事業開始日 平成25年7月1日 組合員数18法人、施設等22か所(令和6年9月1日 現在)
主な事業内容
○生活相談・就労相談
生活や就労など様々な相談を受け付けています。関係機関との連携や社会的資源の活用を紹介し、
サポートします。
(例)・生活に関する相談への支援 ・各種手続きの支援
・契約や金銭などのトラブル ・病院受診等への支援
・キャリアカウンセラーによる就労支援 など
〇資金の貸付
社会的養護で育った人の自立を支援するために、貸付を行っています。
〇 生活資金等貸付事業(貸付) ・小口生活資金 ・就業資金 ・住居確保資金
その他、次の貸付事業への協力支援を行っています。
〇 自立支援資金貸付事業(貸付) ・生活支援費 ・家賃支援費 ・資格取得支援費
○自助グループの育成
社会的養護で育った人同士で交流を図り、情報交換するためのサロン活動などを行っています。
<若者サロン> 開催日 月2回(原則として、第1・第3金曜日)
時 間 午後6時~9時頃
場 所 組合事務所
料 金 1回200円
<OBOG交流会> ハイキングやバーベキュー、季節のイベントなどを企画しています。
〇組合員の施設から退所を控えた児童の支援
社会生活を始める上で必要な知識や社会常識等を学ぶための「自立支援プログラム研修会」や
「高校生ワークショップ」を実施しています。
(例)法律知識、健康教育、料理教室、テーブルマナー など